協同労働の子育ち指針
私たちワーカーズコープは、「子どもをまんなかにしたまちづくりをしたい」という思いから、保護者や地域と共に多くの「子育ち事業」を運営しています。
自治体からの委託や指定管理者として、児童館68ヶ所、学童154ヶ所、親子ひろば61ヶ所、放課後等ディ73ヶ所、保育園34ヶ所など、全国417の現場で子育ち事業をおこなっています。
「子育ち事業」とは、教育学者の故・大田堯さんの考えに共感し、
「子どもは自ら育つ力を持っている
『子育て』するのではなく、『子育ち』を応援することが大人の役割」
というお言葉をお借りして、ワーカーズコープの子どもにまつわる事業を「子育ち事業」と名付けました。
また最近では、虐待通報や自立援助ホームなど児童養護の仕事も増えており、生活保護や生活困窮家庭の子どもたちを対象にした学習支援の取り組み(30ヶ所)や、子どもの貧困や孤食、子育て中の保護者の悩みを地域の力で解決しようと、全国各地でこども食堂や地域食堂(50ヶ所)の活動をしています。
また、私達は働く人達が話し合い、出資をし、自ら働いて地域づくりをする「協同労働」という働き方をしています。
「命」「自然」「働く」「暮らす」をベースに、共に生き、共に育ちあう社会を目指しています。
そんな私達が「子育ち事業」を運営するにあたり大切にしていることは、
「一人ひとりの子どもの違いや個性を尊重すること」
「子どもの持つ力を信じ、育てること」
「子どもたちの命をはぐくむ自然、人、文化など豊かな社会関係を作り出すこと」です。
また、以下の「協同労働の子育ち5つの指針」を定め、これらの指針を中心に据えて、日々の保育に取り組んでいます。
この理念を基本とし、すべての子どもの命や人権が大切にされる協同の子育ち・社会づくりを、保育園から地域にを広めていけるようこれからも活動に取り組んでまいります。
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こちらのワーカーズコープ連合会のHPより、具体的な内容をご覧いただけます。